ずーっと、気になってなかなか実現しなかったこと。
それは、<猪熊弦一郎現代美術館>へ行くこと。
そして、やっと今日実現することになって、ドキドキしながら入館。
今日は、この美術館を設計した<谷口吉生>の建築展と<猪熊弦一郎>の
常設展を観ることができた。
<猪熊弦一郎>はこの地の出身で、<イサムノグチ>とともに
この香川の地を愛してくれた人物なのだ。
弦一郎の展示室に入ったときは、うわっ〜って、滅茶苦茶感動です!
やはり、大好きな人の作品を目の前にしたらドキドキして、「これだーって」
思っちゃいましたね〜(笑)
弦一郎の作品は、境界線というか、こうじゃなければいけないという
固定観念みたいなものを全て取り去ってくれるんですね〜。
それと、かわいいのです。どこか、かわいらしさがあって自由なんですね。
それも、弦一郎が子供の描いた絵が好きだということからも共通するものが
あるのでしょうか。
下の絵は、別の企画展として児童が描いた落書きを展示していたものです。
こうしてみると、子供の描いた絵から学ぶものはとても多いなーと思います。
また、弦一郎がニューヨーク在住時代に集めた小物たち、
いわゆる弦一郎のコレクションも展示されていて、
アンティーク好きの私にとって、とても充実した展示会となりました。
中でも、もう手に入らないといわれている<画家のおもちゃ箱>の書籍が
手に取って拝見できたことは、とても嬉しい。
図書室の受付のおねーさんに「記念に書籍の写真を撮らせて下さい」と
無理なところを何とかお願いして、内緒で撮らせていただきました。
おねえさん、有難う!
また、<谷口吉生>の洗練された建築空間と<猪俣弦一郎>の作品が
とてもうまく解け合っていた。
<谷口吉生>の、素材と質感へのこだわり、美しいフォルムが実際に
身体で感じ取れたことは、またひとつ私の記憶の中にしみついたようだ。
私は、ずっと何かに囚われていたのかも知れない。。。
デザインをするということの意味を知るヒントを得たような、、
そんな、気がした。